ロリポップ!は、小規模なWordPressサイトを費用を抑えて始めたい場合の候補です。WordPressはライト以上で利用でき、電話窓口はスタンダード以上、無料のバックアップデータ提供はハイスピード以上で使えます。
一番安いプランを選ぶというより、どこまで自分で運営できるかで選びやすいプランが変わります。料金と主要な仕様は、2026年9月18日の公式情報で確認しています。
WordPressを使うならライト以上
最安のエコノミーはWordPressに対応していません。会社サイトやブログでWordPressを使う場合は、ライト以上が対象です。主な3プランを、同じ契約期間の税込総額で比べると次のようになります。
| プラン | 12か月分の料金 | 36か月分の料金 |
|---|---|---|
| ライト | 6,468円 | 11,880円 |
| スタンダード | 11,484円 | 21,780円 |
| ハイスピード | 12,540円 | 23,760円 |
初期費用はいずれも0円です。ハイスピードは12か月契約で月額換算1,045円、36か月契約では660円になります。長い契約ほど月額換算は安くなりますが、一度に支払う金額は大きくなります。
スタンダードとハイスピードの差は、12か月で1,056円、36か月で1,980円です。電話だけが必要ならスタンダードも選べますが、バックアップデータの無料提供を使いたい場合には、この料金差でハイスピードを検討できます。
ライトは、バックアップや復元を自分で扱える場合や、制作会社の保守に含まれている場合に費用を抑えやすいプランです。ハイスピードはLiteSpeedを採用していますが、画像やプラグインなどが原因の遅さまで、契約だけで解消するわけではありません。
無料バックアップはデータ提供で、復元代行ではない
ハイスピードとエンタープライズでは、事業者が保管しているバックアップデータを無料で提供してもらえます。Web・データベース・メールが対象で、公式FAQではおおむね7日程度前までの状態を保持すると案内されています。ただし、希望する日のデータが必ずあるという保証ではありません。
データの設置は平日9時から18時の対応です。複数日分や複数種類を一度に依頼することもできないため、必要なデータをすぐ一式取り出せる仕組みとは異なります。
特にWordPressでは、Webファイルとデータベースの両方が関係します。データを受け取った後のダウンロードやインポートなどは利用者側の作業で、具体的な復旧操作のサポートは対象外です。バックアップが無料でも、制作会社などへ復元を頼む費用まで無料になるわけではありません。
取得間隔を設定し、過去7回分のデータを自分でダウンロードできる「7世代バックアップ」もあります。これは別の機能で、エンタープライズ以外では月額440円のオプションです。7回分なので、毎日保存する場合と週ごとに保存する場合では、さかのぼれる期間が変わります。
新しいドメインを取得するなら無料特典がある
「ドメインずっと無料」は、新規契約時にハイスピードかエンタープライズを12か月以上で契約し、12か月以上の自動更新を設定する特典です。新しく取得するドメインが対象で、すでに使っている会社ドメインの更新費を無料にするものではありません。
適用方法は個人と法人で違います。申込と同時にドメインを取得する方法は個人向けです。法人は、お試し期間を使ってからクーポンで取得する方法が対象になります。
法人に対応する方法では、申込から6日以内の自動更新設定が必要です。7日後の自動入金処理でクーポンが送られ、有効期限は発行から30日間です。再発行はできません。単に12か月契約を選ぶだけで、自動的にドメインが取得されるわけではないということです。
無料特典は最大2個ですが、2個目の対象は「.blog」「.online」「.space」「.website」「.tech」「.site」「.fun」「.tokyo」「.shop」です。1個目を取得した後、サポートへの連絡で2個目のクーポンが発行されます。二つとも「.com」にしたい場合などは、片方の費用が別に必要になります。
継続には対象プランと12か月以上の自動更新などの条件があり、条件から外れるとドメイン料金が発生します。解除後の再適用はできません。すでに会社名やメールで使っているドメインは、この特典のためだけに変更しない方が良いです。
ハイスピードは700GBだが、Web用は650GBまで
ハイスピードの700GBは、Web用ファイル・メール・データベースの合計です。そのうちWeb用ファイルに使える上限は650GBで、フォルダを含むファイル数は50万個までです。
通常の小規模サイトでは、数字の大きさだけで上位プランを選ぶ場面は多くありません。一方、WordPressでは一枚の画像から複数サイズのファイルが作られるため、写真やキャッシュが多いサイトでは、容量より先にファイル数が問題になることがあります。
FTPアカウントは1個です。複数サイトを置けても、制作会社ごとに別のFTPアカウントを渡せるわけではありません。同じ担当者が管理する場合と、別々の会社へファイル操作を任せたい場合では、まとめて置くメリットが変わります。
電話窓口とサイトの保守は別に考える
問い合わせは24時間自動応答するAIチャットから、必要に応じてスタッフのメール・チャット・電話窓口へ進む案内です。電話を使えるのはスタンダード以上で、AIの24時間応答が人の24時間対応を意味するわけではありません。
サイトを公開する機能がそろっていても、WordPressの更新や不具合の修正まで自動で行われるわけではありません。自分で管理するのか、制作会社へ任せるのかによって、サーバー以外に必要な費用が変わります。
費用を優先し、バックアップと復元も自分でできるならライトが候補です。電話窓口やバックアップデータの無料提供も使いたいなら、ハイスピードの詳細とスタンダードの料金差を比べると、必要なプランを選びやすくなります。