法人向けレンタルサーバーの選び方

担当者の知識、移行の有無、メール、用途、制作会社との分担から、自社に必要な条件を整理します。

まずは、5つの軸で自社の条件を考えます。

答えによって、必要なサポート、移行方法、サーバーの種類、管理権限が変わります。

  1. 担当者がサーバー運用に必要な知識とサポートを確認しているイラスト

    担当者の知識レベル

    サーバーやセキュリティ、バックアップをどこまで自社で判断・操作できるか。

  2. 既存サーバーから新しいサーバーへ移行するイラスト

    新規導入/リプレイス

    ゼロから構築するか、現在の契約やデータを安全に引き継ぐか。

  3. 業務メールを社内、クラウド、セキュリティへ振り分けるイラスト

    メール環境

    Webと同居させるか、クラウドメールなど別サービスへ分離するか。

  4. サーバーからCMS、静的サイト、データベースへ接続するイラスト

    サーバーの用途

    静的サイト、WordPress、LAMP環境など、何を動かすために使うか。

  5. 自社担当者と制作会社が管理権限を共有するイラスト

    制作会社との連携

    契約、DNS、サーバー、WordPressの権限をどこまで共有・分担するか。

サーバー選定の流れ

担当者や制作会社の役割を整理し、止められない業務から必要条件を決めると、価格や知名度だけに左右されず選べます。

  1. 01

    現状と責任範囲を確認

    契約、ドメイン、DNS、メール、制作会社の管理範囲を把握します。

  2. 02

    止められない業務を特定

    Web公開、メール、社内システムなど、障害時の影響と許容時間を整理します。

  3. 03

    必要な構成を決める

    用途と管理体制から、Web・メール・DB・バックアップの持ち方を決めます。

  4. 04

    同じ条件で候補を比較

    総額、復元方法、サポート、管理画面、移行支援を同じ基準で確認します。

  5. 05

    導入後の運用まで確認

    新規設定や移行手順、権限、更新、障害対応を誰が担うか決めます。

よくある構成パターン

同じレンタルサーバーでも、Web・メール・制作会社との分担によって適した構成が変わります。

会社サイト+メール一体型

Webとメールを同じ共用サーバーで管理します。

向いている状況

小規模で、窓口や管理を一つにまとめたい。

確認点

障害時にWebとメールが同時に影響する範囲。

Webとメール分離型

Webサーバーとメールサービスを分けて運用します。

向いている状況

メールの信頼性とセキュリティを優先したい。

確認点

DNSと両方の管理者、問い合わせ先の分担。

制作会社連携型

自社が契約を持ち、制作会社へ必要な作業だけを委託します。

向いている状況

専門知識は任せつつ、契約と管理権限は自社で持ちたい。

確認点

権限範囲、作業依頼、障害連絡、引き継ぎのルール。

LAMP要件あり

PHP・MySQLなど、指定された実行環境を用意します。

向いている状況

会員サイト、業務システム、独自開発のWebアプリ。

確認点

PHP・DBのバージョン、拡張機能、SSH、バックアップ。

主要レンタルサーバー比較表

自社の条件が固まったら、料金だけでなく、容量、サポート、復旧方法を同じ条件で確認します。

エックスサーバー CPI ロリポップ! さくらのレンタルサーバ ヘテムル
比較対象プラン スタンダードBusiness Standardハイスピードスタンダード共用サーバー
月額目安 990円 (36カ月契約) 4,840円 (12カ月契約) 660円 (36カ月契約) 500円 (36カ月一括) 1,430円 (36カ月契約)
ディスク容量 NVMe SSD 700GBWeb領域300GB・メール領域200GBSSD 700GBSSD 300GBSSD 600GB
向いている用途 会社サイト、WordPress、メールを一つの契約で運用しやすい定番候補です。テスト環境から承認・本番反映・復元まで、制作工程を分けたい法人向けの候補です。WordPressを低コストで始め、必要な支援と契約期間からプランを選びたい場合の候補です。会社サイトを長期運用し、バックアップとステージングを更新工程へ組み込みたい場合の候補です。所有者と保守担当が同じ複数サイトを、一つの契約へ集約したい場合の候補です。
問い合わせ窓口 メールは24時間受付。電話と有人チャットは平日対応です。メール窓口を利用できます。時間外対応は有償オプションの条件確認が必要です。AIチャットは24時間。電話サポートは対象プランの条件があります。24時間365日受付。チャット、メール、コールバック予約があります。電話サポートは平日対応です。プログラムやMySQLなど対象外の相談があります。
サービス詳細 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る

※料金・仕様は変更される場合があります。契約前に公式情報を確認してください。※当サイトにはプロモーションが含まれます。

つまずきやすいポイントと対処法

分からない項目を残したまま契約せず、原因ごとに確認します。

契約先やログイン情報がわからない請求書、更新メール、制作会社との契約書から管理先を分けて確認します。

最初にすること サーバー、ドメイン、DNS、メール、WordPressごとに、契約名義とログイン保有者を書き出します。

避けること 管理先が不明なまま新しい契約やDNS変更を先に進めること。

メールの移行が不安アカウント、転送、端末、DNS切替の影響を先に整理します。

最初にすること 使用中のメールアドレス、転送設定、端末を一覧にし、新環境で送受信をテストします。

避けること Webサイトの表示だけを確認して旧サーバーを解約すること。

メール移転の注意点を確認する ›
PHPやデータベースのバージョンが合うか心配現在の環境とアプリ側の要件を照合します。

最初にすること PHP・MySQLのバージョン、容量、拡張機能、特殊な設定を制作会社へ確認します。

避けること 復元テストをせず、切替日に初めて新環境を動かすこと。

制作会社との引き継ぎ・権限設定がうまくいかない自社が持つ契約と、委託する作業の境界を決めます。

最初にすること 契約名義、管理者アカウント、請求先、更新作業、障害時の連絡先を分けて確認します。

避けること 制作会社の個人名義だけで契約し、自社が管理画面へ入れない状態にすること。

制作会社との管理範囲を確認する ›

比較だけでは決めきれない条件を、一緒に整理します。

サーバー、ドメイン、メール、DNS、SSL、WordPress、制作会社からの引き継ぎまで、会社ごとに確認すべき点は変わります。事業規模と運用体制を踏まえて、候補と導入時の注意点を整理します。

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