法人サイトでコスパの高いプランは、必要な機能が基本料金に含まれ、無理なく使い続けられるプランです。容量が一番大きいものや、月額が一番安いものとは限りません。
例えば、会社案内とお問い合わせフォームを載せるサイトなら、使い切れない大容量よりも、バックアップから戻しやすいことの方が役立つ場合があります。一方、保守会社が更新も復元も担当するなら、自社で使わない支援機能に追加料金を払う必要はありません。
サイトに必要な機能から候補を絞る
WordPressを使う会社サイトなら、WordPressの動作環境、独自ドメイン、SSL、バックアップが基本になります。メールも同じ契約で使う場合は、メール容量やアカウント数が加わります。
上位プランだけに付く機能が、自社でも必要かどうかがポイントです。例えば、電話サポートの有無は自社で設定する人にとって大きな違いですが、設定を制作会社へ任せるなら優先度は変わります。
バックアップも、保存されるだけなのか、自分で復元できるのかでは使い勝手が異なります。安いプランに外部バックアップを組み合わせる方法もありますが、料金と復元作業を含めて考える必要があります。
月額500円の差は、年間では6,000円
仮に二つの候補の差額が月500円なら、年間では6,000円、3年間では18,000円です。この差額で、普段使う機能や必要なサポートが増えるなら、上位プランを選ぶ理由になります。
ただし、「一度の障害で元が取れる」とは一概に言えません。バックアップが付いていても、サイトの原因調査や復旧代行まで無料になるとは限らないためです。
反対に、差が容量だけで、現在の使用量に十分な余裕があるなら、下位プランでも良いかと思います。上位への変更が可能なサービスなら、必要になった時点で増やす選び方もできます。変更可能な時期や料金はサービスごとに異なります。
初回価格より、更新後に払い続ける金額を見る
キャンペーンで初年度だけ安いプランは、翌年以降の通常料金と合わせて見ると比較しやすくなります。ドメイン、バックアップなどのオプションも、継続する分を加えます。
36カ月契約の換算月額と、1カ月ごとの支払いは同じ条件ではありません。長期契約では一括払いが必要な場合があり、途中で使わなくなっても残額が返金されないことがあります。長く使う見込みがあるかどうかも、価格差の一部です。
計算方法はサーバー料金の仕組みで、実際の候補は料金比較で確認できます。
「速そう」だけで上位プランにしなくても良い
ページの遅さはサーバー以外にも原因があります。大きな画像や外部の広告タグが原因なら、サーバーを上位プランに変えても改善しない場合があります。
すでにサイトがあるなら、表示が遅いのか、WordPressの管理画面が重いのか、アクセスが集中したときだけ止まるのかで見方が変わります。ページ表示は画像の軽量化やキャッシュで改善することもあります。
試用できる場合は、実際のサイトに近い構成で確認すると参考になります。ただし、試用中はバックアップやメールなど一部の機能が制限される場合があります。新規開設で測定対象がない段階から、全候補の性能試験をする必要はありません。
自社で運用するか、保守を任せるかでも変わる
自社の担当者が更新するなら、管理画面の分かりやすさや、困ったときの窓口も使い続けやすさに関わります。保守会社へ任せるなら、サーバー料金に加えて、更新・復元・問い合わせ対応のどこまでが保守費に含まれるかが重要です。
料金と機能が近い候補では、運用方法に合う方を選んだ方が、結果的に負担は少なくなります。法人向けだからという理由で最上位を選ぶより、今使う機能と、足りなくなったときの変更方法が分かるプランの方が検討しやすいはずです。